21世紀に向かい熱処理の需要構造も激変しています。全世界が現在、また未来に追及してやまない硬く、より硬い高付加価値材料への期待は絶大であります。
セラミックスの特徴の一つである硬さ、金属材料では得られなかった数倍の硬さであります。このセラミックスの薄膜をコーティングすることによって金型・部品・工具等の寿命を長くすることが可能です。
当社では、真空熱処理技術を網羅し極超硬度薄膜コーティング処理CVD(気相化学蒸着)法に着手しました。現在薄膜生成技術は、工業、産業界の各分野を支えており、次々にその特殊機能の利用用途が拡大してきております。
CVD法によるTiC(炭化チタン)TiN(窒化チタン)等の単層コーティング膜に加えてTiC+TiN等の多層コーティング膜生成技術も確立し当社では独創的な製品開発も進めております。CVD法によるコーティング技術は熱処理とのドッキングの上で成り立つものであります。
今後も常に未来を見つめ、夢多い新素材の開発に努力する所存であります。これからも皆様の良きパートナーとして、尚一層のお引き立てを賜りますようお願い申し上げます。
株式会社 足立熱処理研究所
代表取締役 足 立 昌 則