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イソナイト(塩浴軟窒化)

イソナイト(塩浴軟窒化)

塩浴中で行う軟窒化処理法で、すべての鉄系金属に有効な表面処理です。
塩浴中の反応により発生したN・C元素を被処理材に浸透・拡散させ、その最表面に化合物層(窒化鉄)、その直下に拡散層を形成させます。
化合物層は一種のセラミックであり、大変硬く、滑り易く、耐熱性と凝着し難い性質があります。効果として、表面硬度・耐摩耗性・耐焼付き性・耐食性を向上させます。

※イソナイトにおける寸法変化について

イソナイト処理後、基本的には変寸などはほとんど起こりませんが、SKD11やSK3など焼入れ処理を行った後の鋼材については、変寸や硬度変化を起こす可能性がございますのでご注意下さい。(イソナイトの処理温度が約580℃ですので、左記温度にて焼き戻しを行った場合と同等の変化を起こす可能性がございます。)
※タフトライドとイソナイトの違いについて
これらの違いについてのお問合せをよく頂きますので、表記致します。
タフトライド処理は、ドイツのデグサ社の商標になります。
イソナイト処理は、日本パーカライジング社の商標になります。
商標が違うだけで、どちらも塩浴軟窒化に変わりはありません。
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